保険営業、営業以外の仕事

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「今日は~○○生命で~お子様のと一緒に出来るイベントやっているのでいらっしゃいませんか~?」数日前、私と同僚の陽子ちゃんとで町で声をかけた綺麗なお母さん。4才ぐらいの男の子と一緒にお散歩中だった。

沢山、町で声をかけても、そもそも無視されるか断れるか、その時は連絡先教えてくれても繋がらないか、がほとんどだけど、この方は来てくれた。嬉しい!!

ペアで声をかけた同僚の陽子ちゃんは、人が良く典型的な【頼まれたら嫌と言えない】人。それ故、営業所でのこまごまとした事をよくやってくれる。また本当に事務的な事は、そつなくこなす人なのだ。だから彼女とペアの案件は、いつもちょっと心が軽い!

今日来たお客様は、目的はズバリ【採用】。事前に専業主婦なのか、育児休暇中なのか大体の話は聞いていてその方は、

「今は仕事してない、子育て落ち着いたらいつかは働きたいと思っている。でも今は子供の預け先も無いし。。。」

という事だった。

チャンス!!是非入社を進めよう。所長、マネージャーのテンションが爆上がり。

【子育て落ち着いたらいつかは働きたい】=【働きたい。】=【】と脳内変換された所長は、これでもかと言うぐらい熱を帯びた説得に入る。

入社さえ決めてくれれば、保育園は探すのだ。探すって誰が探すのかって、私の陽子ちゃんが探すんだけどね。。。役所から保育園リストを貰ってきては、片っ端から電話して空き状況を確認する。空いている保育園を確認出来たら、お客様と一緒に保育園見学にも行く。なんでも屋だから。

ペアの場合、所長とペアの一人がお母さんと話す。一人は子供と遊ぶ。と言うのが定石。子供がお母さんと離れないと、落ち着いて話が出来ないからだ。

こんな時、いつも陽光ちゃんは、率先して子供を見てくれる。どうしたって座って話をするよりベビーシッターの方が大変なのに、いつも大変な方をやってくれる。そして子供の相手が上手い。赤ちゃんなんか、よく陽子ちゃんの腕のなかですやすや眠っちゃったりするから本当に感心する。

が、しかし今日の男の子は一筋縄ではいかなかった。動きまくるは、高いところに乗っては飛び降りるは。とにかくお客様の子、怪我をさせてはいけないのでもうハラハラ。

仕舞いには、自分の手にプーっと唾を吹きかけて、その手で陽子ちゃんの長い髪をなで始めた。これには【仏の陽子】も

「こら、辞めなさい。」

としかめっ面をしていた。

町で声をかけてから入社に至るまでは、一度二度の来社では決まらない。イベントで楽しんで貰ったら、採用の話を聞いて貰い、またイベント、今度は会社のセミナー。手をかえ品をかえ何度も会社に来て貰う。

おそらく保険会社全社共通だと思うが、営業所見学をすると、見学費が貰える。大体1000円~3000円。私も今の会社に入社するず~と前に、入社の話を聞くだけで3000円と言うのに引かれて行ったことがあった。もうどこの会社かも覚えてない。(※因みに今はコンプライアンス上、現金ではなデジタルクーポンに変わっている。)

来社のお誘いをすれば来てくれて楽しそうに過ごしてくれるが、こと、採用となると話はなかなか進まない。

そして実はその方、別の営業所にもよく行っている事が分った。町で女性に声を変えるのはうちの営業所だけではないからバッティングもよくするのだ。

同じ沿線に何個か営業所があり、その営業所とは同じ支社になる為、情報は入ってくる。今回は所長の間の話でそれが分ったらしい。そしてどうやら【今働くつもりは全く無い】と言う事も分った。

 が~ん、そうなのか、それならそうといってくれれば良いのに、きっと断りずらかったんだよね。 陽子ちゃんの体を張ってのベビーシッターの時間も、泡の如く消えていった。

また、支社全体の食事会も、コロナ前迄は月一でやっていた。ずっと自分の担当で来て頂いていたお客様が、他の営業所のお客様としてきていて、ばったり会うなんて事もあって、それはそれは気まずい。

とにもかくにも、町でキャッチからの~採用は難しいのである。  

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