長女の受験まで残すところ10日。「口を出さない」とって決めたのに、またぐらついてしまう私。先週末、一時応募の倍率が出て予想以上に高かった。
塾の先生曰く、
「安心して受けれるとは言えない。五分五分かな?」
【五分五分!?】 とうとう堪えきれず
「もう一つランクを下げた高校に志望校を変えるのもありだと思うよ?」
と提案。だって高校に入ったらやりたい事を聞いてみたら、友達と遊びたいとかバイトとか、ボランティア活動に参加してみたいとかだから。それだったら今の志望校にこだわる必要無いじゃん!! 後は制服のデザインとか?! 制服はこの際どうでも良いじゃん!!!って母は思うのだ。 てなわけで、
「万が一、私立行ったらバイトとかも出来ないし土曜日も授業あるし、あなたがやりたいと思う事が出来ないんだよ?」
と言うと、娘も
「そうだね~だったら下げても良いよ。」
と、志望校の変更の方向で話が進んだ。娘には言わなかったけど、私立に行かれたら金銭的にも相当キツい。金銭的にキツいと心の余裕どうしても無くなるし、もし私立に入ったら娘にチクチク言ってしまいそう。
次の日、月曜日だが祝日。私は、営業先の会社に訪問していた。入社したときから10年以上通っている会社。「祝日なのに、お仕事?頑張るね~」とか言われたがそんな事は無く気晴らしに来たのだ。
10年以上通っている会社なだけあって、お互いの子供のことなどをよく知っているお客様が沢山いる。今私がモヤモヤしてること、不安に思っていること、聞いて貰った。
「親が口出さなくていいんじゃな?子供に決めさせるのがいいよ。あなたが学校通うわけじゃないんだから。」
と言われた。ごもっとも。
「私立は一つ決まっているんだから、最後まで頑張れって言ってやれ。」
とも言われた。
娘は、その晩も遅くまで塾にいた。この時間まで帰らないという事は、やっぱり諦めたくないのかな?第一志望の高校。
10時を過ぎ、迎えに行く。自転車だけど。
「塾の先生に志望校の話をした?」
と私。夜道の自転車は寒いけど、重い話もさらっと出来る。
「今年は、中堅の高校はどこも倍率が高いし、下げたところであまりかわらないから別にこのままでも良いんじゃない?って言われたよ。」
塾の先生がどんなニュアンスで話したのかは分らないが、娘曰く志望校の変更は、あまり賛成な感じではないとの事だった。
そして【後はお母さん説得するだけだね。】という話になったらしい。
「お母さんを説得?!」説得ときたか~。
昨日の夜、押しつけにならないように【提案】したつもりったが、それは私の独りよがりで、しっかりと押しつけていたんだな~。
「・・・そうか、じゃあ変更はしないんだね。分った。」
「今日の過去問の合計、合格基準点より10点超えれたよ!」
と嬉しそうに話す娘。よかったね!とは言ったものの、この時期にやっと基準点クリア。しかも10点超えって、、、少なっ!!
次の日、学校には志望校の取り下げはしないと伝えた。これでもう後には引けない。もうはらはら過ぎて、髪の毛全部抜けそうだよ。
でも、心のどっかで、娘が目標を下げずにチャレンジする事を、嬉しいとか誇らしいとか思っている自分もいたりする。
翌日は、月一の支社長朝礼。無駄に長い朝礼。話し声なんか耳に入らない。配られた朝礼資料の余白に、私立になった時の授業料の計算を書き殴っていた。どうかこの計算が無駄になりますように。
ps今まで散々会社の愚痴書いてきたけど、こんな時仕事してて良かったと思える。出会いに感謝。「私立は受かってるんだから最後まで頑張れっ」て、言ってあげたよ。
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